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弘前大学情報基盤システム HIROINS 2015 の紹介

はじめに

 2011年2月より稼働してきた「総合情報処理センター計算機システム」にかわり,2015年3月より新たに

弘前大学情報基盤システム
Hirosaki University Information Network System 2015, 略称:HIROINS 2015

の運用がスタートしました.

 情報基盤システムは,本学における教育・研究・事務業務支援のための重要なインフラストラクチャであり,また欠くことのできないライフラインでもあります.今回の「弘前大学情報基盤システムHIROINS 2015」の仕様策定にあたっては,学内全構成員の教育・研究・事務業務へのさらなる支援強化を目的とし,情報基盤システムのより一層の充実をはかりました.その上で総合情報処理センター全スタッフが知恵をしぼり,仕様策定委員会委員各位のご指導ご鞭撻を得ながら,各種サービスの大幅な刷新を行いました.

 

「弘前大学情報基盤システムHIROINS 2015」の特徴

 今回更新された「弘前大学情報基盤システムHIROINS 2015」では各種サービスの大幅な刷新を行い,また新規サービスも積極的に導入しました.そのなかでも特筆すべき変更点と新規導入サービスのポイントを以下に簡単に紹介します.

 

Office 365 Education 採用によるメールシステムの刷新

これまで運用してきた学内メールサーバとオンプレミス型 Web メールソフトによるサービスから,Microsoft 社が提供する教育機関向けクラウドサービス Office 365 Education に全面移行しました.

本学における初めての大規模なクラウドサービス導入となった Office 365 Education により,学内全ての構成員が(スパム対策・ウィルス対策標準搭載,カレンダー・連絡先・50GBのメール容量等の)法人向けに設計されたメール機能を,学内のみならず学外からも,またPCのみならずスマートフォン・タブレット等の携帯端末からも利用できるようになりました.
 メール機能だけではありません.カレンダーによるスケジュール確認やメールアドレス検索はもちろん,Webブラウザ上でOfficeファイルの作成・編集・共有が可能なOffice Online 機能や,容量無制限のファイルストレージで共有も可能なOneDrive for Business 機能,無制限のオンライン会議およびHDビデオ会議機能,コーポレートSNS機能等も利用可能です.

office365

Hiroin Wi-Fiサービスと学内無線LANサービスの大幅増強,そしてeduroam

 アクセスポイント数をこれまでの約200台から,学内全キャンパスをカバーすべく,一挙に3倍の622台に増強しました.また,これまでは共通キーとWeb認証だったため,無線LANに接続するたびにユーザ名とパスワードを入力する必要がありましたが,新たに,より安全で利便性の高い認証方式であるIEEE 802.1X認証を採用し,学生・教職員約9,000名の全構成員がこの認証方式を利用できるようになりました.新しいSSID(アクセスポイントの名称)は,

Hiroin Wi-Fi および Hiroin Wi-Fi 5GHz

です.

eduroam_200pix さらに,大学等教育機関の間でキャンパス無線LANの相互利用を実現する eduroam サービスもまもなく開始予定です.HIROINS 2015 では学内構成員に向けたサービスを全学認証IDによる統合認証システムによって管理運用していますが,この全学認証ID(ユーザ名のこと.メールアドレスの@の前の部分に相当します)を Hiroin ID と呼んでいます. Hiroin ID があれば,eduroam を提供している日本国内の大学のみならず,世界中の大学から無線LANを経由してインターネットに接続することが可能になります.弘前大学に訪問する学生や研究者は,所属先のユーザIDとパスワードを使い,弘前大学に設置された無線LANアクセスポイントを経由してインターネットに接続することが可能になります.

「弘大クラウド」弘前大学キャンパスクラウドサービスの増強

 弘前大学キャンパスクラウドサービス(愛称:弘大クラウド)では,これまでも学内に設置したサーバ・ストレージで全教職員に無料でクラウドストレージを提供してきましたが,今回のシステム更新で一人当たりの容量を 30GB までに増強しました.ペーパーレス会議の資料配布や事務資料の共有等にご活用下さい.

hirodaicloud

HEROIC 2015:実習室PCシステムの刷新と起動時間の高速化

 実習室の PC は全台 SSD を採用し,起動時間の大幅な短縮と快適な操作性を実現しました.利用者(特に学生の皆様)には,今回のシステム更新における劇的な改善を直接感じていただけると思います.サテライト実習室も含めたデスクトップ PC の総数は 682 台で,うち 30 台は後述するセンター第4実習室の iMac です.このほかにも,附属図書館と総合情報処理センターに合計 30 台のノート PC を用意しており,ネットブートによって一括管理されたシステムが Hiroin ID による認証で利用可能です.
 また,教育用としての学生利用はもちろんのこと,全ての教職員もデフォルトで利用可能であり,今後の事務情報化へ向けた応用が可能です.これまでの「教育用計算機システム」に変わって,

教育研究事務業務支援システム
HIROINS for Education, Research, and Offices,略称:HEROIC 2015

という名称をつけました.HIROINS 2015 の目玉の一つ,HEROIC 2015 実習室PCシステムをどうぞご愛顧のほどよろしくお願いします.

総合情報処理センター第2実習室のレイアウト変更

 総合情報処理センターの実習室で授業を担当する教員から,レイアウトの変更を希望する意見が挙がっておりました.そこで,第2実習室のレイアウトを以下の写真のように変更を行いました.このレイアウト変更によって教員やティーチングアシスタントの移動が容易になるため,学生が質問しやすくなる利点があります.まずはこのレイアウトをお試し下さい.今後,授業担当者および利用学生のご意見を聞きながら,残りの実習室を含めてさらなる改善をはかりたいと考えています.

dai2総合情報処理センター第2実習室

総合情報処理センター第4実習室におけるOS X機のサポート強化

 センターの「画像処理解析室」で授業を担当する教員から,実習機である iMac のスペックアップとソフトウェアの充実を強く求める声があがっていました.そこで,今回の HIROINS 2015 では,16GBメモリと256GB SSDを搭載した iMac を 30 台導入し,これをネットブートシステムで一括管理するシステムとしました.

 マルティメディア実習用のソフトウェアはもちろん,第1〜3実習室のPCと同様の実習ができるようにオフィスアプリから Homebrew パッケージ管理システムにより提供される UNIX 系ソフトウェアまでインストールしています.

 画像処理解析だけでない実習も可能になりましたので,新たに「センター第4実習室」と名称を変えて,サービスとサポートの強化をはかります.

dai4総合情報処理センター第4実習室

その他:むすびにかえて

 今回導入したサービスは,他にも電子マネー(Pico)による支払いができるプリンタ Pico-Print の導入や,これまで紙の申請書に記入していただいていたセンター関係の各種申請のほとんどをネットワーク上で申請可能なHiroin Web申請システム,新規の接続機器設置申請の際の物理アドレス自動取得等々,盛り沢山です.新規サービスについては,今後センターWebサイトで順次情報公開をしていきますので,よろしくご利用ご支援いただきますよう,お願いします.

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